今回はコショウについての記事だよ
コショウは何にかけてもおいしいから大好きだよ!
確かにコショウは美味しいよね
じゃあコショウにダイエット効果があるっていうのは知ってる?
え!?そうなの?全然知らないや
ということで今回は
- コショウとはそもそも何なのか
- コショウにはどんな種類があるのか
- コショウを食べるメリットはなにか
- コショウを食べると起こるデメリット
- どこで買うことができるか
といったことについて解説していくよ
コショウがもっと好きになるように心して聞くよ!
そもそもコショウって何なの?
コショウはコショウ科コショウ属に属するインドが原産のつる性の植物であるコショウの木の果実から作られるスパイスで、独特の香りと辛みがあります
コショウの木の学名はPiper nigrumであり、これがコショウが英名でペッパーと呼ばれる所以となっています
昔のヨーロッパなんかでは同じ重量の金と取引されるほど高値がついていたそうで、それだけ重宝されていたと言う事が分かります
昔から人気のブラックペッパーですが、現代においても世界中で人気のあり「スパイスの王様」という異名がつくほどです
シェアとしては2019年時点でエチオピアが3分の1を占めており、次いでベトナムが2割強、ブラジルが1割程度で、原産国であるインドは6%となっています
総生産量は年々増加しており、近年では供給量が需要を追い越す形になったため値下がりの傾向にあるそうです
大人気のスパイスであるブラックペッパーですが、昔から金と同じ価格で取引されるほど重宝されていたんですね
どんな種類があるの?
コショウと聞くとブラックペッパーを指す言葉と思っている方も多いかもしれませんが、実はコショウにもいろいろと種類があります
この章ではコショウの中でもメジャーなものを4種類ほど紹介します
ブラックペッパー
成熟する前に伐採したコショウの実を乾燥させたもので、黒い見た目と強い辛みが特徴です
香りも辛みも強いので肉料理などと相性が良く、広く使われる最もポピュラーなコショウです
ちなみに日本で一般的に「コショウ」として販売されているものはブラックペッパーと後述するホワイトペッパーとをブレンドしたものなのでブラックペッパー=コショウとするのは誤りです
私たちに1番なじみのある安心と信頼の黒コショウです
ホワイトペッパー
その名の通り白い見た目をしたコショウです
ブラックペッパーと対象的に熟したコショウを使用します
摘まれた実を水に浸してふやかし、皮などを除去したうえで乾燥さて作られます
特徴的な白い見た目はこういった工程を経ることで作られます
また、一度水に浸したことで香りはまろやかになっています
辛みは強いですが、黒コショウと比べると比較的おだやかです
料理の色を損なわないので見た目を重視したい場合に使われることがあるそうです
ブラックペッパーを見慣れているのでとてもコショウには見えませんが、コショウ独特の辛みは健在です
グリーンペッパー
その名の通り鮮やかな緑色をしたコショウです
ブラックペッパーとホワイトペッパーの中間程度に熟したコショウを収穫し、乾燥させたものです
鮮やかな緑色をしているため料理においては彩りを添える役割も果たします
味わいとしてはさわやかな香りと辛みが特徴で、ソースを作る際に利用されることが多いそうです
ちなみに英語圏ではピーマン、青唐辛子などもGreen pepperと呼ばれますがどちらもコショウとは別物です
ブラックペッパーと同じ植物とは思えないあおあおしさですね
ピンクペッパー
その名の通りピンク色をしたコショウです
コショウとは言ってもコショウボク(学名:Schinus molle)の実を乾燥させたものなので、コショウ(学名:Piper nigrum)から作られるブラックペッパーなどとは別物になります
見た目は鮮やかなピンク色をしており、その鮮やかさから料理に彩りを添える目的でも使用されます
味わいとしては辛みは少なく、かすかに酸味や甘みがあるためデザートなどにも使われます
見た目も味も原料が別物ということもあってかなり違いますね
健康上のメリットは?
私たちにとって身近なスパイスであるコショウ
普段何気なく食べてはいるものの、実はうれしい健康効果があるということはあまり知られていません
この章ではそんなコショウの健康効果をいくつか紹介します
食欲増進
- 「最近食欲がなくなってきた気がする」
- 「昔ほどものを食べられなくなった」
こういった悩みを抱える方も多いかと思います
食欲の無さは「年のせい」「たまたま体調が悪いだけ」といった具合に軽視されがちな症状ですが、人間の体が食べたものでできている以上は見過ごすことのできない問題です
「そうはいってもどう対処していいかわからない」というのが本音かと思いますが、こういった症状にコショウが効く可能性があります
この効果はコショウの香り成分であるリモネンやサビネンなどが食欲を高め、ピペリンと呼ばれる成分が消化を促すためと考えられます
カレーのにおいを嗅ぐとおなかがすくのはスパイスの力によるものだったんですね
消化促進
人間は食べたものを消化して体に必要な形に変えて蓄えることで生きています
そのため消化が悪くなると生命活動に深刻な障害をもたらします
そんな危険な症状である消化不良にコショウが有効である可能性があります
このコショウの消化促進作用はピペリンと呼ばれる辛み成分が消化器系を刺激することによって起こると考えられています
コショウは料理の活用の幅も広いため、消化不良に悩んでいる方は試してみてもいいかもしれません
消化を促進するスパイスを料理に使うというのは味の面以外をとっても合理的というわけですね
血行促進
- 「気温は変わらないのになんだか肌寒く感じる」
- 「暖かくしているのに手足が冷たい」
そういった症状は血行の悪さが原因にあるかもしれません
「血行が悪いといわれてもどうすれば改善するのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そういった方にとってコショウは良い解決策になるかもしれません
というのも、コショウを食べると代謝が上がり、血流の改善や体温を上げる効果が期待できるのです
この効果はピペリンと呼ばれる成分が、胃や腸にあるTRPV1受容体と呼ばれるたんぱく質を活性化させることで起こると考えられています
コショウなどのスパイスを食べたときに暖かくなったように感じるのはTRPV1受容体などの温感受容体が活性化するからなんですね
高血圧改善
健康診断などで指摘されることの多い高血圧ですが、「塩分を控えなければと思っていてもなかなか思うようにはいかない」という方も多いのではないでしょうか?
そういった方はコショウを食べることで高血圧の予防効果が期待できるかもしれません
この効果はコショウに含まれるカリウムなどのミネラルが血液中の塩分を尿と一緒に排出してくれる働きがあるためと考えられています
高血圧の予防には塩分を控えるのが1番ですが、無理をするとかえってストレスが増えるなどのデメリットがあります
そのため手始めにカリウムの多いコショウなどを摂取してみるといいかもしれません
ダイエット効果
意外かもしれませんが、コショウにはダイエット効果も期待できます
実際にこの効果を確かめた実験では、ピペリンが含まれるエサを食べていたラットはそうでないラットに比べて脂肪の蓄積が抑えられたという結果が出たそうです
これはコショウに含まれるピペリンが胃や腸に存在するTRPV1受容体に作用することで代謝を高め、エネルギーの消費を助けることによる効果と考えられます
とは言えラットに対しての実験なので人間に対して全く同じ効果があるのかはわかりませんが、その可能性があるというのはいいニュースですね
普段使いしやすいスパイスにダイエット効果があるというのはうれしいですね
栄養素の吸収効率を高める
実はピペリンには特定の成分の吸収効率を高める働きがあります
例えばターメリックと一緒に摂取することで、ターメリックに含まれるクルクミンという成分の吸収率を20倍にするという効果があります
クルクミンはとても優れた効果のある成分で、生活習慣病の予防効果やアルツハイマー病の予防効果が期待されています
カレーにはターメリックとコショウが入っていますが、この2つを一緒に使うのはとても理にかなっているわけですね
デメリットはあるの?
コショウはとてもおいしいスパイスですし、適量を食べる分には前章で紹介したようなうれしい効果もあります
ただ、食べ物には良い面もあれば必ず悪い面もあるものです
コショウも同じで、比較的安全な食べ物ではあるものの、いくつかのデメリットはあります
この章ではそんなコショウを食べることで体に起こるデメリットを2つほど紹介します
消化器、呼吸器系を痛める
コショウを食べると消化器や呼吸器系を痛める可能性があります
ピペリンは適度に摂取すれば消化促進などの効果を得ることができますが、摂りすぎると逆に消化器系を痛める可能性があります
また、コショウの香りには刺激の強い成分が含まれるため、使いすぎると咽るなどして呼吸器に負担をかける可能性があります
消化器だけでなく、呼吸器も炒めるというのは意外ですよね
味覚障害
コショウは辛みがあってとてもおいしいスパイスですが、その辛みにあるのは良い面ばかりではありません
というのも辛みの元となるピペリンなどの刺激の強い成分を多量に摂取することで味覚障害を引き起こす恐れがあるのです
これは舌にある味蕾1が、ピペリンなどによって過剰に刺激されることでマヒしてしまうことで味を感じにくくなるためと考えられています
また、味覚のマヒに伴って調味料の使用量が増えることで味蕾への負担が増え、味覚障害にさらに拍車がかかるという悪循環に陥る恐れもあります
いくらおいしいものでも過剰摂取はいけないということですね
1日当たりの摂取量
コショウの1日当たりの摂取量に明確な決まりはなく、医学的にもはっきりとした量を示したものはないそうです
俗説としては「1日2gであればまず安全だろう」というのが相場なのだそうです
ただ、実際にコショウを2g計ってみると想像以上に少ないことが分かると思います
「コショウはあまり食べない」という方にとっては十分な量かもしれませんが、コショウ好きにとっては物足りない量です
そのため1日2gというのはあくまで目安としてあまたに入れておいて、それ以上摂取しても体に不調が出ないようであればもう少し増やしても問題ないでしょう
私もコショウが大好きなので1日の摂取量は2gを超えています
ただ、食品への耐性は個人差があるので実際に食べてみて自分の体で適正量を探していくのが良いでしょう
おすすめの商品は?
ブラックペッパーはスーパーなどでも販売されているため、「どこに売っているのかわからない!」という方は少ないかと思います
しかし店頭で販売されているものは量が少なかったり意外と高かったりするので、頻繁に使うとわかっているのならばネットで買うのをおすすめします
ネットでは安いだけでなく、店頭では見かけないコショウなども扱っているため、選ぶ楽しみもあります
今回はそんなネットで買える商品のなかから見つけたものや私が普段使っているものなどをいくつか紹介します
S&B食品_ブラックペッパー(あらびき)
言わずと知れたS&B食品が手掛ける業務用スパイスブランドであるセレクトスパイスのブラックペッパーです
この商品はあらびきの状態で缶詰めされており、内容量は370gです
容器の大きさ的にも使い勝手がよく、価格も1gあたり4円程度とかなり低めです
また、すでに粗挽きにされていて手軽になんにでも振りかけられるので1本あると何かと重宝します
「頻繁に使うので市販の瓶詰のものだと足りない」という方におすすめです
甘利香辛食品_ブラックペッパー(ホール)
香辛料を販売する甘利香辛食品のブラックペッパーです
挽かれる前のブラックペッパーが500g入っています
ブラックペッパーは使い勝手の良いスパイスなので、500g入りでも意外と使えてしまいます
ホールタイプのものは使うのに多少手間がかかりますが、その代わりパウダーに比べて香りが強いので少量でも十分に香りや辛みを味わえます
香りが強いため、臭みけしに使えたり、煮込み料理にそのまま入れても香りが活きるといった利点もあります
価格も1gあたり3円と出来合いのものよりも安いので、自分で挽く手間を差し引けばかなりお得です
ただ、容器の口にチャックなどがついていないため、開封後は口をしっかりと閉めるための工夫を凝らす必要があります
「ブラックペッパーが大好きで頻繁に使う」という方におすすめです
ハウス食品_GABAN ホワイトペッパー(パウダー)
言わずと知れたハウス食品が販売するGABANブランドのホワイトペッパーです
この商品はパウダーの状態で缶詰にされており、内容量は80gです
パウダータイプなので料理の仕上げに振りかけるなど手軽に使えて便利です
ホワイトペッパーはブラックペッパーほど一般的でないこともあって高価になりがちですが、この商品はamazonの場合だと1gあたり7円程度と比較的お財布にやさしいです
ブラックペッパーと比べて少しお高めですが「刺激の少ないコショウが欲しい」という方にはおすすめです
ハウス食品_GABAN ホワイトペッパー(ホール)
言わずと知れたハウス食品が販売するGABANブランドのホワイトペッパーです
この商品はホールの状態で袋詰にされており、内容量は100gです
価格としてはパウダータイプのものと大差ありませんが、用途の幅はホールタイプの物のほうが広いです
「辛みのおだやかなコショウが欲しい」という方の中でも特に「料理にこだわりたい」という方にお勧めです
ハウス食品_GABAN グリーンペッパー(ホール)
言わずと知れたハウス食品が販売するGABANブランドのグリーンペッパーです
この商品はホールの状態で袋詰にされており、内容量は100gです
ホワイトペパーと同じくあまり一般的ではないのでブラックペッパーに比べて高価です
1gあたり11円とすこしお高めなので普段使いには向かないかもしれません
ちなみにグリーンペッパーは基本的にホールで出回ることが多いそうで、パウダータイプの物はあまり見かけません
お高めなので普段使いには向きませんが「どんなものか興味がある」という方にはおすすめです
ハウス食品_GABAN ピンクペッパー(ホール)
言わずと知れたハウス食品が販売するGABANブランドのピンクペッパーです
この商品はホールの状態で瓶詰にされており、内容量は90gです
こちらもあまり一般的ではないので非常に高価です
安いものでも1gあたり16円とかなり高価なので普段使いには向かないかもしれません
ちなみにグリーンペッパーと同じくピンクペッパーも基本的にホールで出回ることが多いそうです
少しお高めなので「料理にこだわりたい」という方や「どんなものか気になる」という方におすすめです
Joyoldelf_電動スパイスミル
Joyoldelfの電動スパイスミルです
ホールスパイスを簡単に削れる電動スパイスミルが2本セットになています
電動スパイスミルは手動のものに比べて高いことが多いのですが、こちらの商品はかなり安いので初めてスパイスミルを買うという方にも手が出しやすいと思います
また、挽き具合の調節もできるため、パウダー、粗挽き、ホールと使い分けができて料理の幅が広がります
レビューもおおむね好評で、中には5年間使用したというものもあるので耐久面も問題なさそうです
一本あるだけで料理の幅が広がるので何かと便利です
まとめ
今回はコショウについて、概要やどんな種類があるのか、食べるメリット・デメリットなどについて解説してきたけれどどうだった?
コショウの木というものがあるのも初めて知ったし、思いのほかいろんな種類があって驚いたよ!
普段はブラックペッパーを見ることが多いからあれだけ色が違う種類があるのは意外だよね
それにダイエット効果や食欲を上げる効果もあるから食べるのが大好きな僕にはうれしいね!
だけど食べすぎると味覚障害などが起こるから注意が必要だよ
そういえばコショウは1日2gまでしか食べちゃいけないんだっけ?
1日2gというのはあくまでも目安だから、自分の体に問題がなさそうならもう少し増やしてもいいと思うよ
そうなんだ!ヤッター!1日100g食べるぞ!
それはやりすぎかな・・・。
そっか・・・・・。
ということで今回の記事は以上になります!
このサイトではこのほかにも健康に関する様々な記事を投稿していますので良ければのぞいてみて下さい!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
それじゃあまたね!